今日は、子宮頸がんは治るのか?というテーマでお届けします。
私はドクターではないので、患者の立場で今、まさに子宮頸がんを告知された方や、同じように闘病中の方も含め、不安になっている方がもしいるのなら、少しでも希望になる話ができたらと思っています。
ちなみに、私は2020年の2月中旬に2019年の12月下旬から始まった放射線と抗がん剤の治療が終わりました。
ただ腹部に今回は検査できないほどの小さい腫れがあって、2か月後にそれをCTスキャン検査するということになっているし、5年後までは完治とは言えないと思ってます。
腫れに関しては、ちょっと心配ではありますが、子宮内の心配が全て解消されているので、おそらく問題ないという主治医の話です。
放射線の後遺症などもまだ残っているので、まだまだ療養中の身である自覚をもって日々の生活をがんばっています。^^
子宮頚がんは治る?!
私は子宮頸がんに限らず、ほとんどのがんは治ると思ってます。中でも女性、男性特有の臓器の場合はさらに治りやすいと思ってます。
乳がんとか前立腺がんとか子宮頚がんや子宮体がんなどです。
実際、最初の治療では両親も友人も治ったように見えてましたし、友人に関しては約5年元気にしてましたが、再発からのがん治療でみんな旅立っているのです。
だから、再発でのがん標準治療に否定的な私に対して
最初に標準治療を拒否した小林麻央さんや川島なお美さん、スティーブジョブズ氏などの有名人でがんで亡くなった方の話を引き合いに出してくる人がいます。
確かに標準治療を否定したために治らず亡くなったように見えますから。
わかりやすいのもあり、ついつい私も参考例として話題に出してしまいますけどね(汗
亡くなった方でやせ衰えた姿を隠すことなく死の直前まで表に出ていた有名人の方は尊敬しますが、どうしてもその印象が一般的についてしまって「がん=怖い」となっているように思います。
両親のように、消化器系のがんは、食べること、排出することに関わるので、治療は同じ手術などの化学療法でも予後が大変でした。
ちなみに、血液のがんやリンパ系のがんは見つかった時にステージ4ですしね。だからって希望がないわけじゃないと思ってます。抗がん剤がとてもよく効くそうなので。
元アナウンサーの笠井さんも悪性リンパ腫ステージ4が寛解してますから!素晴らしいです。^^
そういった厳しい状況でも寛解していることを考えたら、いろいろ調べてみて、子宮頸がんはそういう他臓器のがんに比べたら治りやすい印象があります。
子宮頚がんステージ3の私が発覚から7ヶ月後寛解
私は子宮頸がんのステージ3で手術ができないケースでした。なぜなら1番大きい腫瘍が6センチ越えだったからです。
1センチ以上にならないとがんだと確定するのがむずかしいのもあり、だいたい1センチ以上で見つかるわけですが、かなり大きい方でした。
手術はがん細胞が暴れ出すリスクがあるのでやりません
と主治医の判断でした。
それで「放射線と抗がん剤」を並行して行う治療に決まったんですね。
直接放射線をがん腫瘍に当てられる場所である
人間の身体の中でも、カラダの外側からではなく、直接放射線を患部に当てられる少ない臓器の中の一つが子宮です。
これがドクターが自信を持って「治りますよ」と言ってくれる後ろ盾になってると思います。
アメリカではこの治療は100年以上の歴史があって、治った症例もたくさんあります。
とおっしゃってました。
だから、大丈夫ですよ、と言っていたのが印象的でしたし嬉しかったです。
身体の外側からと内側からの放射線治療がポイント
メインが放射線治療というのも、子宮頸がんならではの治療法です。(抗がん剤はあくまでも補助的な役割)
ただ、手術ができないという診断がくだったのは私の進行度が深刻だったことを物語ってますね。
でも一方で、この放射線治療が、手術と同じくらいの効果があると言われました。
どうして治ったのかを自己分析
後から言われたことですが、年齢的には若くはないのでここまでの成果が出るとは夫は思ってなかったようです。
私は治る気満々だったんですけどね(苦笑
治療前に決めていたこと
- 治療をやると決めたならならその効果はあると信じる
- ドクターに頼り切りにならない
- 治療以外にも自分でできることはやる
- 治療は大きな助けになっても治るかどうかは自分次第である
3以外は、気持ちの在り方なので、がんは特に心と身体が繋がってることがハッキリしている病気だと思います。
因みに、3では食事療法などいろいろやったので、一部をご紹介します。
標準治療以外の免疫療法と食事療法
標準治療も人によっては、体力がなくなったり体調によって最後まで受けられないケースもあります。
ご高齢で体力がなかったり、若くても抗がん剤の副作用が酷すぎて途中で中止になることも。
私自身は、わざわざツライ標準治療を受けるなら、最大限の治療で最大限の効果を得たいですから、最後までやり抜けるようにと願ってました。
食事療法
そのために、体調管理をしっかりやろうと治療前は前向きに望んだのですが、治療の副作用は凄まじくて、後半はほぼ食べられず、最後までできたのは、人参りんごジュースと糖質制限だけでした。
食事療法は、しっかり食べられることが前提なので、下痢を伴う「放射線治療」と吐き気を伴う「抗がん剤治療」と一緒に進めるのはかなりむずかしかったです。
標準治療ができない状況の場合に、初めて選択肢に上がるのが食事療法だなと痛感しました。
もちろん、治療が終わって副作用による体調不良がなくなってから再開しています。
再開してからの食事療法に関しては、こちらの記事でどうぞ。
免疫療法
これは後半はほとんど副作用で出来ませんでしたが、サプリや半身浴などで体温を上げる、栄養のバランスをとろうと試み、治療後から再開しています。
サプリメント
- マグネシウム
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンD3
- ターメリック(ウコン)
- セレニウム
- プロバイオティクス(胃腸の不調改善)
- 鉄
半身浴
エプソムソルトや温泉の元を入れた気持ち良く感じる温度のお湯で腰までつかってを20分。
特に治療後の痔の症状緩和にも効果があるってことで治療後はエプソムソルトを使用。
精油(エッセンシャルオイル)
友達が教えてくれて、治療後からずっとやっているのが精油(エッセンシャルオイル)1種類を2滴ほどとココナッツオイルを混ぜてお風呂上がりに足裏に塗って軽くマッサージします。
- フランキンセンス
- オレガノ
- レモン
- ペパーミント(胃腸が不調の時に)
参考にした本
「ガンは5年以内に日本から消える!」 著者:宗像久男ドクター&小林英夫さん
白い砂糖や炭水化物を避けるの糖質制限食がメインの食事療法を提唱し、呼吸法や運動、半身浴などバランスよく取り入れる統合医療を推奨している本。標準治療には基本的には反対の姿勢ですが必要な場合もあるとしています。
いろいろな本を読んできましたが、最終的に宗像先生の食事療法を含めた統合医療の考え方を採用した形に落ち着いています。
やれることは全部やる(生活習慣をすっかり変える努力は惜しまない)
治療中は副作用が酷くてほとんど何もできませんでした。
でも食欲が戻ってからはしっかり食事療法も半身浴も実行しました。
悪しき生活習慣を改善して、体本来の力を取り戻す感じですね。
自然治癒力はどの人にもあるものですが、それを引き出すのはその体を引き受けている私たちひとりひとりの自分の身体との向き合い方にかかっています。
子宮頚がんに関しては寛解と言われましたが、ガンサバイバーとしての自覚を持って、引き続き全てのことをできる範囲で継続しています。
まとめ:ガンは治る!これからのがん治癒のカギは統合医療
「がんは治る」
昔に比べたらそう言える時代になっています。
でも、理由をつけてはっきりと言える人は、残念ながらいないというのが現実です。
私の主治医でさえ「私がどうしてがんになったのか?」という質問には「わからない。はっきりとは言えない」とハッキリ答えてましたからね(汗
ドクターでさえそうなんです。
だから、まずは、必ずしも死に至る病気ではない、という認識がみんなに必要だってことですね。
だって、2人にひとりはがんになるって言われている今のご時世なんですから。
遅かれ早かれってヤツですよね。
だから自分が治ると信じて向き合えるかが大切です。
まだまだ、がんに関しては不治の病で死に至る怖い病気だと思っている人が多いです。
また世に出ているがんが治った話、抗がん剤否定論も両極端なものばかりです。
- 標準治療は悪である
- 食事療法など効くわけがない
私は最初の化学療法をやったことは自分で決めたので後悔はしていません。でも今も再発や転移での化学治療は否定派です。
両親や友人もみんな再発での化学療法の末帰らぬ人になってますから。
標準治療をやってもやらなくても、組み合わせても、がんが治癒した当事者の話がもっと普通に出てきて欲しいですね。
まだ小さいコミュニティの中で克服した患者さんの会として活動していて、実際に新たにがん患者になっても情報が見つけられない状況です。
標準治療をやらずに治ることがまだまだ医療関係者の側から否定されるからでしょう。
そこにがんを自分で治癒できた患者自身も負けてしまってはいけない時期になってきたと私は思っています。
西洋医学での医療の発達はそれなりに評価できるモノではあっても、完璧ではありません。
だからこそ、東洋医学の観点から観て行う免疫を上げる方法も大事だし、心を元気に保つためのセラピーや瞑想、代謝を上げる呼吸法も大切です。
いろいろなアプローチをしてがんを治癒する身体にも優しい方法がこれからもっと表舞台に出てきて欲しいものですね。
私の情報発信もその礎(いしずえ)になったら嬉しいなと思っています。