こんにちは、デリコです。^^
子宮頸がんをほっとくとどうなるの?
って、がん告知されて、誰もが頭に浮かぶことだと思います。
そんな私だって例外ではありません(汗
でも、結局、私は初発がん(最初に見つかったがん)に対して「放射線治療+抗がん剤治療」を同時にやるというかなり過酷な治療を受けました。
それでも、今後、再発、転移が仮に自分の身にふりかかってきた場合には「もう抗がん剤治療はしない」ある意味、ほっとくことを決めています。
なのでいろいろ勉強中です。^^
ドクターを筆頭に、周りの家族なども簡単には納得してくれないでしょうからね。
まだ自分の中でだけで、夫や家族の理解を得るのは大変だと思っているところです。
まえおきとして・・・
私の場合は、子宮頸がんステージ3で診断も治療もアメリカでの話です。やった治療自体はスタンダードと言われる標準治療ですが、日本ではすぐに手術となる傾向にあるという印象です。でも、実際には、手術も放射線治療も抗がん剤治療も自分で決められるということを心の片隅において、最後は自分で治療のやり方を決断する助けになれば嬉しいです。^^
せっかくなのでまずは書籍を読んでみる
医学を学んだわけでもない私たちが本当のその答えを知るために、子宮頸がんをほっとくとどうなるのか? に誠実に答えてくれるのは、この方しか今の日本にはいないと思います。
元々放射線でのがん治療の専門家で、慶応病院でドクターとしての経験もある近藤誠先生。
本などもたくさん書かれているので、ぜひとも読んでみて欲しいですね。(ぜひ、のめり込まずフラットな目線で読んでみてください。)
たくさん本を書かれているので、どれにしようか迷うようであれば私が参考になった書籍を上げておきますね。
子宮頸がんの腫瘍が6cmあったデリコの場合どうなってたか予想してみる
実際に子宮頸がんをほっとくと、まず子宮頸部が腫瘍でふさがってきて、子宮頸部を突き破り、骨盤や、そのうち近くの臓器(膀胱やら直腸やら)にも浸潤して、うまく機能しなくなる、なんてことが起こるだろうなぁって素人でも予想できます。(人体図とかネットでも見られるしね。)
でも、私も実際には治療してしまって腫瘍はなくなってしまい、これは想像の域はでません。ドクターは治療せずに放っておくとそうなるって言ってましたから。
これも、根拠があるのかないのか、実は不明です(汗
ただ治療をした経験はあるので、周りの臓器への影響というのは少し想像できます。
私が行った放射線治療では、子宮頸部へのピンポイントで放射線を当てたとはいえ、膀胱や腸へのダメージはかなりあった、と今予後を過ごしている中で感じているからです。
・膀胱へのダメージは、膀胱炎のような症状に悩まされます。ひどいと排尿困難などに。
・腸への影響は、便秘と下痢を繰り返します。ひどいと腸閉塞など詰まってしまう症状に。
その経験から言えることは、子宮頸がんをほっとくと、出血を筆頭に、骨盤の痛みやそういった多臓器への影響が出てくるはずです。
近藤理論をデリコなりに解釈して「子宮頸がんをほっとくとどうなる?」を考察
まだすべての書籍を読破したわけではないので、偉そうに語れるレベルではないし、ドクターと対決しようとか思っているわけでもありません。
私は特に、膣からの不正出血もひどいのが一回だけで2か月後にもう一回普通の生理レベルで出血しただけでした。痛みはゼロでしたので、ほぼ症状がない状態で見つかっています。
事故で無理やり検査されて、子宮頸部の異常が見つかってしまったわけですが(汗 症状が出てからドクターへ行ったら、現代医療では「手遅れ」状態だった可能性もあるし、一方で、手遅れとはならなかったのかも?と都合よく解釈することもできます。
つまり
子宮頸がんをほっとくことで、大きくなるかもしれないし、逆に小さくなったり、消滅することもありうるってことです。実はドクターも予測が不可能なんですね。個人差があるという言い方をします。それが事実です。
誰にもわからないはずだけど、ただ、最悪の事態を考えて「大きくなる」ってことだけ想定すると、子宮頸がんをほっとく選択がなくなってしまい、治療へと突き進むことになります。
日本は特にステージが私より下の1や2でも「子宮全摘出」になるケースが多く、これにはアメリカ人の夫がびっくりしてましたよ(汗
近藤理論を受け入れるのなら放置して症状が出てきたら対処する
近藤誠先生の本を読んでいると、びっくりするようなこともたくさん出てくるのですが、腑に落ちる話も私には割とあったのですね。
むしろ、健康診断や検診などやらなくていいよ~みたいな話があり、私にはピッタリでした(笑
私の場合、この大きな腫瘍ががんだと分かった時に「転移」がありませんでした。(今後はわかりませんが、手術をしてないので暴れだすという現象は避けられたかな、と。)
でも、6センチにもなる腫瘍が1つあって、それが「本物のがん」であれば、最初にがん化した時に転移は同じ時期に始まり、転移先のがんも同じくらいの大きさになっていてもおかしくない、と理解できます。
ということは、私の子宮頸がんも近藤理論で行くと「本物のがん」ではない可能性が高いのかな、と思ったんですね。本物のがんなら、とっくに転移しているはず、と言うわけです。
本物のガンではないなら、手術もしなかったし、抗がん剤はやってしまいましたが、まず今後も再発、転移はしにくいという結論に落ち着くことができたわけですね。
後は抗がん剤の副作用や後遺症が最小限に終わってくれることを期待するだけです(汗
だから、子宮頸がんを放っておく決断をする場合は、症状が出てきたら対処してもらうためにドクターへ行く、のでも遅くはないのかも?と思うわけです。
がんが怖くてそんなことできない人は、検診いくしかないですよね(汗
母も父も友人も「本物のがん」だったか、抗がん剤治療死だった
でも、確かに「本物のがん」は、びっくりするくらい短い期間で肥大します。(父の食道がん闘病で米粒サイズが5cmくらいまで成長したのを目撃しています)
近藤理論に触れることになり、母や父や友人のがん死を思い起こしてみました。
そうすると、手術後1年足らずで転移した両親の場合は、手術で「本物のがん」が暴れだしてしまったケース。母の大腸がんの腫瘍は最大で1.5cmくらいであとは小さいのが2,3個コロコロありました。
友人は大腸がん手術からまもなく5年というところでしたが、横隔膜に再発してしまい、再発の時にも手術をして、さらに抗がん剤治療をしたので、最後の最後まで抗がん剤に苦しんでしまいました。
最初のがんは特に、再発でのがんも、「本物のがん」だったのかどうかは私には未だに謎ですね。私がこれまで聞いた中でも、彼の再発での治療が一番過酷な治療だったと思ってます。
結論:子宮頸がんをほっとくとどうなる?の答えは五分五分。
これへの答えはこれまで書いてきたように、なんらかの症状が出てくるか、何も起こらないかのどちらかです。
私ももし事故に遭わず放っておけば不正出血がもっとひどくなってたかもしれませんしね。その時点でドクターへ行ってたと思います。(ちなみに異形成の再検査が出てから3年ほど放置した計算になります。)
そしてどちらになるのかは「誰にもわからない」というのが最も真実に近い答えです。そのがんが「本物か」「がんもどき(近藤語録)」なのかで決まるからです。
ただ、初発のがん(最初に見つかったがん)を標準治療なしで治している例もありますが、それはもともと「がんもどき」で「本物のがん」ではなかったという結論付けができます。
私のように一回だけ標準治療をやって治った!と思っているケースも実は「がんもどき」だった可能性はありますよね(苦笑(この場合は治療をやって損した!って話w)
検査などで、腫瘍が小さいうちに見つかる方が逆に判断がむずかしいのかな、と思いました。(そもそもがんの治療後がどうなるのかの判断がむずかしいのだと思います)
だから近藤先生曰く「検査や診断でわざわざ見つけることはない」という話しになるんでしょうね。私も早期発見、早期治療が必ずしも良いとは今は思ってません。
こうして、知識が増えてくると、私みたいに6cmもあって転移がない方がわかりやすい気がしました。